ハイパーインフレ??
こんにちは。
ゆとり大家です。
ちょっと飲み会が続いてしまって、更新が遅れていましました。
さて、前回からの引き続きで、今回はハイパーインフレの件。
経済情報に触れていると、どこかでこの名前にたどり着くことかと思います。
前回はインフレ=悪、という構図はおかしいと指摘しました。
現在、アベノミクスで実行されている金融緩和は、実際には雇用に大きな好影響を与えます。
事実、失業率は民主党政権時代より大きく下がっています。
ただし、高橋洋一先生曰く、日本の自然失業率は2.7%程度のようですので、もう少し金融緩和の余地はありそうです。
現状、金融緩和は進めるべきですが、これにはあるペナルティがあります。
唯一にして破壊力満点のペナルティ。
それがインフレです。
インフレ率2%のマイルドなインフレ率であれば、問題ないのですが
(それゆえ、各国の中央銀行はインフレターゲットを2%程度にしている)
あまりに紙幣を刷りすぎる(金融緩和しすぎる)と、いきすぎたインフレになってしまいます。
これが、ロバートさんも指摘するハイパーインフレ。
それではここで、ハイパーインフレについて見てみましょう。
最低でも国際会計基準の定める3年間で累積100%(年率約26%)の物価上昇、フィリップ・ケーガンによる定義では月率50%(年率13000%)を超える物価上昇を『ハイパーインフレーション』と呼んでいる。
(参考)Wikipedia 「ハイパーインフレーション」
すごいですね。年率13000%って利回りにするとえげつない。
こんな物件、欲しいです(笑)
そして、ハイパーインフレと言ったら想像するのはこんな感じでは?
(参照)ShareWis PRESS http://press.share-wis.com/german-hyperinflation
第一次世界大戦後のドイツです。
敗戦国となったドイツが賠償金支払いのため、マルクを刷りまくりました。
これによって、明らかなハイパーインフレが発生。
最近ではジンバブエでも強烈なインフレが発生しましたね。
さて、それではアメリカのインフレ率を見てみましょう。
ロバートさんの主張では、QE(金融緩和)によってハイパーインフレになるとのこと。
最初の金融緩和(QE1)が実施されたのは、リーマンショックによる景気低迷に対抗するために2008年の11月より行われました。
えっ?
(参考)いずれも、世界経済のネタ帳 http://ecodb.net/exec/trans_country.php?type=WEO&d=PCPIPCH&c1=US&s=&e=
むしろトレンドとしてはインフレ率下がってんじゃん。。
QE3直後の2012年で2%弱のインフレ率。
直近では2%を超えることもなくなっています。
つまり、QEを行ってもインフレは少ししか進んでおらず、(巷ではQE4待望論も・・・)
ましてやハイパーインフレなんて夢の夢。
そういえば日本でもこんな人たちが言っていましたね。
特に紫さんはドル円50円台とか、アベノミクスで株価暴落とか
色々言うんですが、それらの予測が当たったことあるんでしょうか(笑)
あれ?
そういえば・・・
ロバート・キヨサキさんの本、数年前に表紙が変わりましたよね?
しかも、紫色に!
あーー!!
紫つながりか!!!
・・・お後がよろしいようで(笑)
昔は高貴な色だった紫色。
ですが、現代の、こと経済に関しては紫には関わらない方が良さそうです(笑)
長くなってしまいましたので、続きはまた次回。
ゆとり大家
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