経済全体ではまだインフレではない。
こんにちは。
デーモンです。
最近、原油価格が上がっているからか、色んなものが値上がりしている感じがします。
特に生活に直結するものが、原油価格の影響を受けるのは何となくイメージできます。
電気代、輸送費や燃料費・・・これからも下がる要素は少なそうです。。
しかし、全ての品目に影響するのかといえば、そういうわけでもないんです。
例えば、米や牛乳は消費が減っているようで、積極的に買ってもらえるようPRしています。
つまり、値下がり圧力がありますよね。
結果から言うと、物価は上がっていません。

https://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/index-z.html
画像が小さくて見えないかもしれませんが、消費者物価指数(CPI)の総合は前年同月比0.9%の上昇。
「いや、上がってるやん!」っていうのはちょっと待ってw
通常、「物価が上がる」と捉えるのは、【生鮮食品及びエネルギーを除く総合】の数字によります。
生鮮食品とエネルギーは天候要因などで一定することが難しく、これらの影響を除いた消費者物価指数(コアコアCPIという)で判断するべきもの。
そうなると、直近の統計では前年同月比▲1.0%と物価は上がっているどころか下がっていますw
実はインフレは起きていない、ということが言えますww
その一方、総合(CPI)と生鮮食品を除く総合(コアCPI)は上昇しているので、コアコアCPIとの比較では、「エネルギーによる影響が大きい」ということが言えます。
つまり、エネルギーの調達コストが価格に転嫁されやすい状況ということです。
そこで間違えてはいけないのが、個別の「価格」は上昇しているものもありますが、全体を通した「物価」は上昇していません。
【日本の解き方】消費者物価上昇のミスリード 海外の動向だけで緊縮財政や金融引き締め策を日本に適用するのは間違いだ https://t.co/rj4V5VJxr0 @zakdeskより
— 高橋洋一(嘉悦大) (@YoichiTakahashi) March 25, 2022
目の前の数品目の「価格」が上がったからといって、全体の「物価」が下がったとまではいえません。
もう少し経つとまた状況が違ってくるのかもしれませんが、インフレと認められるまでにはまだ時間がかかりそうです。
しかし、そうは言っても土地は高いし建築資材も高くなってきているし・・・
創意工夫で乗り越えるしかないですね!
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